ねこちゃんのなりやすい病気の中に下部尿路疾患があります。
尿は腎臓→尿管→膀胱→尿道→排出という流れです。
このうち下部尿路(膀胱から尿道)に起こる病気のことを下部尿路疾患と言います。
主な疾患として
特発性膀胱炎(57%)、尿路結石症(22%)があります。
結石の種類としてはストルバイト、シュウ酸カルシウムなどが多いですが他にも様々あります。
原因は様々ですが症状としては似ています。
症状
頻尿(何度もトイレへ行く)、血尿、トイレ以外で排尿してしまうなど
攻撃的になる、イライラしている、毛づくろいを過剰にするなどの症状が出ることもあるかもしれません。
さらに注意していきたいこととしては
ストレス
食事内容
肥満や運動不足などがリスクを高めていくと言われています。
健康診断で尿石症や膀胱炎など偶然見つかるなどもとても多いです。
これらは尿検査や画像検査などを行います。
菌が増えているか?結晶が出ているのか?結晶が出ていたら何の種類の結晶か?
結石はあるのか?大きさは?どこにあるのか?膀胱炎が起きそうな要因はあるのか?
などを検査していきます。
もし排尿が出ていない、結石などで尿が出る通路が塞がれてしまった時は
命に関わり、緊急の処置や対応が必要となります。
その場合はすぐに受診をお願い致します。
また予防としては、
①猫ちゃんの水分量を増やす
ウェットフードや水が飲める環境を整えていきます。
②食事の見直しを行う
食べている食事がミネラルが多すぎると膀胱内で結晶になりやすくなってしまいます。
③運動を行い肥満を予防する
肥満は尿石症リスクを4倍高めてしまうためです。
④トイレ環境を見直す
人だったらどんな環境のトイレが我慢せずにいきたくなるトイレでしょうか?
なるべく汚れたら片付ける。きれいに保つ。トイレの砂などにこだわる子もいるかもしれません。
トイレの大きさや蓋付きかどうか?トイレの場所は落ち着ける場所かどうか?などなど
⑤定期的に尿検査や健康診断を。。。
尿検査は当日のできるだけ新鮮な尿をお持ちいただいたり、
尿が溜まっていれば当院で採尿も可能です。
尿は受け取ってから約15分ほどで結果が出ます。
また今月いっぱいまで当院ではお得な健康診断キャンペーンを行っています。
通常より料金がお得で、全てのコースに尿検査が入っております。
健康診断のご予約はコチラから→→→
https://pet.apokul.jp/web/67/reservations/add
毎日のご飯の相談やダイエット相談、トイレ環境のお話など
ご相談できますのでお気軽に言ってくださいね。
ねこちゃんの下部尿路疾患を減らすために。