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腫瘍科診療

腫瘍科診療について

腫瘍科(がん治療)

現在犬の1/2、猫の1/3が悪性腫瘍(がん)に罹患すると言われており、「がん」は死因ランキングのワースト1位となっております。
当院では、獣医腫瘍科認定医が在籍しており、がん治療に力を入れております。
「がん」と一言で言ってもその種類・部位・進行度によって、治療の選択肢は異なりますので、飼い主様と動物にとって最善の治療をご提案させて頂きます。
また、近年では若齢の子での発症や健康診断で早期発見できたケースも増えておりますので、当院では定期的な健康診断をおすすめしています。

腫瘍科の担当獣医師

院長 加藤 雄大
2007年3月
日本獣医生命科学大学 獣医学部卒業(外科学教室)
2007年4月~2012年3月
埼玉県内の動物病院にて勤務
2007年4月~2010年3月
日本獣医生命科学大学 外科学教室研究生
2010年3月~2010年12月
日本小動物がんセンター研修医
2011年
カリフォルニア大学デービス校 獣医学セミナー修了(アメリカ)
2022年4月
日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種 取得
所属
日本獣医がん学会 日本獣医循環器学会 埼玉県獣医師会 JSFM(ねこ医学会) Team HOPE 日本獣医動物行動研究会

腫瘍科のよくある病気

リンパ腫
リンパ腫
特徴

リンパ腫は血液・リンパ系のがんの中で最も一般的な病気です。犬では体表のリンパ節の腫れや
元気のなさ・食欲不振・消化器症状が発生し、猫では消化器や鼻腔や脳などのリンパ節以外の臓
器で腫れが発生し、さまざまな症状を起こします。

検査や治療法

画像検査(エコー検査、レントゲン検査など)と組織検査(細胞診、組織生検)を行い、診断・治療を進
めます。治療は、抗がん剤による化学療法が主になりますが、腫瘍のできた場所によっては手術
で摘出したり、二次診療施設をご紹介して放射線療法を行うこともあります。

皮膚/皮下腫瘍
皮膚/皮下腫瘍
特徴

肥満細胞腫・毛包の腫瘍・血管の腫瘍・神経/線維組織の腫瘍・脂肪腫などがあります。皮膚の腫瘍は発見しやすい一方で良性腫瘍と勘違いされやすかったり、肥満細胞腫は腫瘍が多発したり治療後の再発が多かったりするなど、正しい診断と治療計画がとても大切です。

検査や治療法

細胞診や組織診断をした上で、悪性の度合いや病気の進行を慎重に診断します。基本的には問題がある部位を切除することになりますが、腫瘍の種類によっては大きなマージン(腫瘍からの距離)を確保して切除する必要がある場合もあります。

乳腺腫瘍
乳腺腫瘍
特徴

お腹を触っていて、皮膚の下にしこりがあることに気づき、来院されることが多い腫瘍です。犬では4割程度、猫では9割以上が悪性腫瘍で乳腺の摘出術が必要となります。進行が進むと予後が悪くなることが分かっているため、早期の診断と治療が必要です。

検査や治療法

身体検査・細胞診・画像診断(レントゲンやエコー)・血液検査など様々な検査を行って良性/悪性の判断や進行のステージの診断を行います。乳腺摘出術が治療の基本となることが多いですが、ステージが進行している場合や多臓器への転移を認める場合には他の治療法を提案する こともございます。

血管肉腫
血管肉腫
特徴

血管の内側の細胞ががん化する病気で、様々な臓器に転移することもよくあります。臓器の中にできてしまった場合は特に気が付きにくく、腫瘍が破裂して大出血を起こしてから病院に来られることもあります。

検査や治療法

血液検査や画像診断を主に用いて診断します。外科的な切除と化学療法が基本的な治療ですが、臓器の中で一度出血を起こしてしまうと治療に全力を尽くしても余命3~6ヶ月程度となることが多く、長期の延命は難しいと考えられています。

検査の流れ

問診・身体検査

飼い主様に症状や発症時期等を伺い、その情報を元に必要な検査内容をご相談します。また、一般的な身体検査(視診・聴診・触診)を実施し、腫瘍以外の疾患の有無やしこりの状態を確認します。

問診・身体検査
画像検査(レントゲン検査・超音波検査)

腫瘍の転移の有無や浸潤性、その他の疾患がないかを確認するために、画像検査を実施します。

画像検査(レントゲン検査・超音波検査)
血液検査・尿検査

治療プランを考えるにあたり手術や化学療法を実施できる状態か、腫瘍による合併症がないか等を確認するために血液検査や尿検査を実施します。

血液検査・尿検査
細胞診・組織生検

腫瘍性病変か否かの確認、腫瘍の場合は悪性か否かの確認のために組織や細胞を直接採取し、診断を進めていきます。

細胞診・組織主検
治療のご相談

検査所見を元にその子の病状や進行度を把握し、今後の予後を予測します。
最善の治療は何かを飼い主様のご希望に合わせてご相談させて頂きます。

治療のご相談
がん治療

当院では、個人病院で対応できる限りの先進治療(外科療法・化学療法など)から、生活の質を保つための副作用の少ない緩和治療まで、ご提案しています。

がん治療(外科手術)
外科手術

腫瘍自体を物理的に切除する方法です。
手術時は全身麻酔が必要となりますが、当院では負担の少ない麻酔管理を実施し、鎮痛剤を積極的に使用しています。腫瘍を取り除くことができれば完治を目指すことができますが、腫瘍の種類や進行度によっては外科手術が適応外の場合もあります。また、動物の生活の質を向上させるための緩和的な外科手術が選択される場合もあります。

がん治療(化学療法)
化学療法

外科手術や放射線手術の局所的な治療と異なり、化学療法は全身的な治療法になります。
がんの制御により、動物にとってより良い生活を維持し長生きできることを目指します。薬の使い方や動物によっては副作用が出てしまう場合もありますが、一般的には人に比べると副作用の発生率は低いと言われています。また、当院では抗がん剤に加えて副作用の少ない分子標的薬も取り扱っております。適応になる腫瘍は限られていますが、近年注目されています。

がん治療(緩和療法)
緩和療法

腫瘍の中でも悪性度が強い場合や進行が見られる場合、飼い主様のご希望がある場合は、動物が少しでも痛みや苦しみを軽減できる様な緩和治療を行い、生活の質(QOL)をできる限り保てる様、その子に合わせたケアーを提案致します。
また、栄養管理も大切になりますので、摂食が困難な場合は栄養チューブを使用することもできます。その子の状況に合わせて、ご家族との時間を苦痛なく過ごせる様お手伝いさせていただきます。

放射線治療やその他高度医療が必要となる場合は、大学病院などの二次診療施設をご紹介し、連携を取りながら治療を行なう場合があります。この地域のがん患者様とそのご家族様のお気持ちに寄り添えるような治療の選択肢を一緒に選ぶことができればと考えておりますので、お気軽にご相談下さい。

治療料金(目安)

リンパ腫(犬、8歳、8kg、 治療期間6ヶ月の場合)

25万円~30万(検査費・診察費・手術費・薬代など含む)

皮膚/皮下腫瘍(猫、11歳、4kg、治療期間1ヶ月の場合)

7万円~12万円(検査費・診察費・手術費・薬代など含む)

乳腺腫瘍(犬、12歳、8kg、治療期間1ヶ月の場合)

10万円~15万円

血管肉腫(犬、13歳、25kg、治療期間1ヶ月の場合)

25万円~35万円

狂犬病予防注射・ワクチン接種・フィラリア予防・去勢・避妊手術・各種外科手術・各種健康診断・ペットホテル・入院施設・専科診療(腫瘍・循環器)・往診

診療動物

犬・猫・その他(要相談)

診療時間

  日・祝
9時~12時 予約
15時~16時
(ねこ時間)
16時~19時

※第一木曜日は休診日。

※木曜日午前は予約診療になります。

※受付時間は診察終了時間の15分前(初診の方は30分前)までとなります。

※ねこ時間(▲)は猫ちゃん専用の診療時間になります。(予約制)

お電話でのお問い合わせ

ゆう動物クリニック電話番号048-950-1120

〒341-0003 埼玉県三郷市彦成2-417-4(二郷半領用水路沿い)

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